2013年4月6日土曜日

受験申込書「業務内容の詳細」の装飾(フォントなど)


今回は,受験申込書「業務内容の詳細」の装飾(フォントなど)の是非についてです。

以下はあくまで私個人(クレヨンしんのすけ)の意見です。
色々なお考えがありますので,お読みになった方それぞれがご判断頂ければと思います。



「業務内容の詳細」で最も重要なことは,その文章が技術士にふさわしいことを証明している」ことです。
これを満足した上で,文章に装飾を付けることは読み手に配慮した良いことであると考えます。

なぜ,『文章に装飾を付けることが良いことであるのか?』について述べます。



同じ文章でも,
 ①読み手に配慮して装飾を施した文章
 ②そうでない文章
どちから試験委員の評価が高いでしょうか。

同じ文章でも
 ①きれいな字で書かれた答案
 ②そうでない字で書かれた答案
どちらが試験委員の評価が高いでしょうか。

私は,読み手にとってやさしい「見やすい・読みやすい文章」の方が評価が高いと考えています。
これは単なる読み手のエゴではありません



文章ですから,読み手に理解してもらわなければなりません。
読みにくい文章は,読み手が気を遣いながら読まなければなりません。

例えば,「乱雑な字」で記述された文章の場合,読み手が苦労します。
この時,読み手の神経は,肝心の論文そのもの内容ではなく,「乱雑な字の識別」に意識を取られます
読み手の意識は有限ですから,相対的に論文の内容の理解に割かれるリソースが低下します。
つまり,読みにくい文章は,読み手が内容を理解しにくい文章といえます。

これは試験ですから,試験委員が納得しなければ合格することはできません。
読みやすい文章と読みにくい文章のどちらが試験委員が納得しやすいでしょうか。
やはり,読みやすい文章ですよね。



つまり,一般のビジネス文章と同様,国家試験でも「読みやすさ」は必要だということです。
以上のことより,「業務内容の詳細」で文章に装飾することは,良いことだと考えています。
装飾自体は,5分もあれば終わるでしょう。
口頭試験のことを考えると,費用対効果の悪い投資ではないと思いますよ。


ただし,最重要は,文章が技術士にふさわしいことを証明している」という点ですからね。
これに力点を置かずに,装飾にだけ気を取られることだけはなさらないでください。
これでは本末転倒になってしまいます。



以上,あくまで私見です。
ご参考になれば幸いです。

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クレヨンしんのすけ